[終了しました!] 9/3-11 開催
宇野港芸術映画座オンライン 2022

UPAF(Uno Port Art Films/宇野港芸術映画座)は、現代アートで有名な直島に程近い岡山県玉野市宇野の港で一年おきに開かれる夏の野外映画祭です。「生きる・つくる・映画」を大テーマに、世界で高評価を得ながら商業ベースに乗りにくいコミュニティ出身の監督たちの作品に特に焦点を当てながら、日本では珍しい作品を過去12年にわたりご紹介しています(アジア、アフリカ、南米、中近東、西洋諸国に生きる多様なマイノリティ監督の作品など)。2016年まではほぼ毎年開催で、第1突堤の大きな空き地で瀬戸内の海を背景に星空上映をしていましたが、街の変化と共に空き地が使えなくなり、岡山市や東京への出張上映、また2020年はコロナ禍でオンラインのみの上映を経て、今年の第9回はついに宇野の町に戻ることができました(対面上映イベントは8月11−15日に無事に開催終了)。このサイトは、第9回UPAFのオンライン上映(9月3−11日)のための特設サイトです。オンラインで上映が可能でない作品の情報も見たい方は、公式サイトへどうぞ。

2022ミニテーマ<ケアのかたち>

誰かのお世話だったり、コミュニティだったり、本当は自分を大切にしてあげなければならなかったり(でもできなかったり)、吸い取られる一方に感じたり、受け取ったり、あげたり、共有したり、いろいろですね。カタチとしては、ぐるぐる回ってどこかへ向かっていくスパイラルだったり、跳ね返り合う振り子やシーソーだったり、一歩進んで二歩下がったり、皆さんはどんな形を想像しますか。孤独になりがちなコロナ禍では特に、私はご近所のみなさんとの付き合いに、非常に癒されました。同時に親しい友人を何人か亡くし、でもコロナで会いにも行かれなかった人もいて、ケアをしてあげられなかった寂しい気持ちや罪悪感もありました。ケアとは、誰のためなんでしょう。今回、そんなことを考えながらケアに関連する作品を観ていたら、映画のかたちも感じました。皆さんとシェアできるのを楽しみにしています。


Line Up

UPAFでは、なるべく多くの皆さんと作品が一緒に楽しめるよう、自分たちがボランティアベースで翻訳・字幕制作した作品には、日本語バリアフリー字幕を付けています。話者IDと音の説明が画面に表示されますので、ご了承ください。全作品、日英対応で世界中どこからでも観られるプログラムも多いので、英語を読める世界のお友達にもご紹介ください。観賞後の感想、大歓迎。Vimeoにコメントを残す、info@unoportartfilms.orgにメール、または気に入った作品はぜひ観客賞に投票して、そこでコメントをお残しください。制作者に届けます。

9月3日(土)−11日(日)日本時間